急性上気道炎
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急性咽頭炎
急性咽頭炎とはのど(咽頭)の粘膜やリンパ組織に生じる急性の炎症です。風邪ウイルス(アデノウイルス、インフルエンザウイルス、コクサッキーウイルスなどなど)によるものが多いです。最初はウイルス感染だけでも、後々、細菌感染が生じることもしばしばあります。また、最初から細菌感染が起こることもあります。近年はPM2.5や黄砂が悪影響をおよぼしていることもあります。
●インフルエンザ流行情報(佐賀県)
急性咽頭炎の症状
1. のどがヒリヒリしたり、違和感を感じる
2. のどが痛い
3. 飲み込む時にのどが痛い
4. 痰がでる
5. 咳がでる
6. 発熱
7. のどの痛みが耳に伝わって、耳が痛いと感じる(中耳炎にはなっていないのに)
注)1~7の症状が全て出現するという事ではございません。
急性咽頭炎の治療方法
(1)ウイルス感染だけと思われる時は、ウイルスへの特効薬はありませんので(インフルエンザウイルスは除きます)、のどの炎症を抑える薬を処方します。
(2)細菌感染を起こしているときは、抗生剤を処方します。
(3)ネブライザー治療
特殊な咽頭炎を除き、急性咽頭炎は2週間以上続く事はほとんどありません。
注意していただきたいこと
○十分な栄養補給、睡眠、安静が必要です。
○喫煙者は禁煙をする。
○室内の乾燥をさけて、適切な湿度を保つ。
霧状の薬剤を鼻・口から吸入することによって患部に直接薬を当てるものです。
ネブライザーを行うことにより患部に効率よく薬を作用させることができます。
そのためつまった鼻の通りを良くし、鼻汁を出しやすくしたり、鼻腔粘膜の腫れなどを鎮めます。
急性喉頭炎
※図2…両側声帯が赤くなり、声帯の一部が白く炎症を起こしています。
急性喉頭炎とはのど(喉頭)の粘膜に生じる急性の炎症です。風邪ウイルスによるものが多いです。最初はウイルス感染だけでも、後々、細菌感染が生じることもしばしばあります。また、最初から細菌感染が起こることもあります。近年はPM2.5や黄砂が悪影響をおよぼしていることもあります。
喉頭の中でも声を出す声帯に炎症がおきた状態を急性声帯炎と言います。
急性喉頭炎の症状
1. 声がかすれる
2. 声が出しずらい
3. のどがヒリヒリしたり、違和感を感じる
4. のどが痛い
5. 痰がでる
6. 咳が出る
7. 発熱
注)1~7の症状が全て出現するという事ではございません。
急性喉頭炎の治療方法
(1)ウイルス感染だけと思われる時は、ウイルスへの特効薬はありませんので(インフルエンザウイルスは除きます)、のどの炎症を抑える薬を処方します。
(2)細菌感染を起こしているときは、抗生剤を処方します。
(3)ネブライザー治療
(4)十分な栄養補給、睡眠、安静が必要です。
治るまで通常1-3週間かかります。炎症が強い場合は1カ月近くかかる事もあります。
注意していただきたいこと
○声をあまり使わないようにする。
○喫煙者は禁煙をする。
○室内の乾燥をさけて、適切な湿度を保つ。
○中には、呼吸困難をきたす急性喉頭蓋炎(※図2)や急性声門下喉頭炎(仮性クループ)の事もありますので、耳鼻咽喉科専門医を受診して下さい。確率は低いですが命にかかわる事があります。
霧状の薬剤を鼻・口から吸入することによって患部に直接薬を当てるものです。
ネブライザーを行うことにより患部に効率よく薬を作用させることができます。
そのためつまった鼻の通りを良くし、鼻汁を出しやすくしたり、鼻腔粘膜の腫れなどを鎮めます。
みみ・はな・のどの
主な病気について
みみ・はな・のどの主な病気と症状・治療方法についてご説明致します。
こちらに記載されていない病気もありますので、気になる症状のある場合はお気軽にご相談ください。
※以下に記載しております耳鼻咽喉科の代表的な疾患名を、Yahoo!、Googleで検索すると当院ホームページが上位に表示されます。どうぞご覧になり、今後の治療にお役立てください。
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