子どもの病気・症状

小児の虫さされ(虫刺症)

虫さされとは

虫さされは、蚊・ダニ・ノミ・ハチ・毛虫などに刺されたり触れたりして起こる皮膚の炎症です。子どもは皮ふがやわらかく、虫の刺激に対して強く反応しやすいため、赤み・腫れ・かゆみが強く出ることがあります。

主な症状

かゆみ 数時間〜数日続きます
強くかいてしまうと悪化します
赤み・腫れ 刺された部位が広く腫れることもあり、熱をもつ場合もあります
水ぶくれ・しこり 虫の種類や体質により、強い反応が出ることもあります
(特にダニ・ハチなど)
感染を伴う湿疹化 掻きこわしによって、とびひや化膿を起こすことがあります

大人よりも症状が強く出やすいのが小児の特徴です。

検査について

通常は診察(皮膚の状態の観察や経過)で診断を行います。特別な検査は不要ですが、アレルギー反応が強い場合や感染が疑われる場合には、追加の対応が必要になることもあります。

日常生活でのポイント

刺されない工夫と、刺されたあとのケアについて以下にまとめます

▼虫に刺されない工夫

  1. 公園や野外では、長袖・長ズボン・帽子を着用しましょう
  2. 虫よけスプレー(ディートまたはイカリジン)を年齢に合ったものを選びましょう
  3. 網戸の確認、寝具や衣服の洗濯、部屋の換気や清掃も大切です

▼刺されたあとのケア

  1. 刺されたあとは、水で洗い流しましょう(冷やすことで炎症を抑えられます)
  2. かゆがる場合は早めに薬を使用して、掻きこわしを防ぎましょう
  3. 爪を短く保ち、ひっかきによるとびひの予防をしましょう

治療について

症状の程度によって、以下のような治療を行います。

ステロイド外用薬 赤み・腫れ・かゆみを抑えます(適切な強さを医師が選択します)
抗ヒスタミン薬(内服) 強いかゆみや反応が広がっているときに使用することがあります
抗菌薬(外用・内服) 掻きこわして膿痂疹(とびひ)になった場合に使用されます
クーリング(冷やす) 初期のかゆみや腫れを和らげる目的で有効です

早めに治療することで悪化を防ぎ、治りを早くすることができます。

最後に

虫さされは子どもにとってよくあるトラブルですが、かゆみを我慢できずに悪化しやすいため、早めのケアと予防がとても大切です。ご家庭で対応が難しい場合や、腫れが強い・熱を持っているなどのときは、どうぞ早めにご相談ください。