子どもの病気・症状

脂漏性湿疹

脂漏性湿疹とは

脂漏性湿疹は、生後すぐ〜生後3・4か月頃の赤ちゃんに多くみられる皮膚の湿疹です。特に頭・額・眉・耳のまわり・顔など、皮脂の多い場所に黄色っぽいかさぶたや、赤い湿疹が見られます。

 

この時期の赤ちゃんは、ホルモンの影響で皮脂分泌が一時的に多く、皮膚の新陳代謝も活発なために起こります。

特徴的な症状

かさぶたのようなフケ(脂っぽい)や、赤みを帯びたザラザラした発疹がみられます。かゆみはあまり強くありませんが、ひどくなるとただれたりジュクジュクした状態になることがあります。
ほとんどの場合、数週間~数か月で自然に軽快します。

検査について

通常は診察(皮膚の状態の観察)だけで診断を行います。特別な検査や血液検査は必要ありません。アトピー性皮膚炎との見分けが必要な場合もあるため、症状や経過を丁寧に観察します。

日常生活でのポイント

清潔に保つことと保湿が基本となります。

①洗って清潔に保つ

  • 頭や顔を毎日1回、低刺激の石鹸やベビーシャンプーでやさしく洗います
  • 沐浴後はすぐに保湿剤をたっぷり塗って、乾燥を防ぎましょう

②洗ったあとは保湿を

  • 洗浄後は保湿剤を使用し、皮膚を守りましょう
  • 乾燥や刺激による悪化を防ぐためにも、保湿ケアはとても大切です

治療について

多くの場合自然に軽快しますが、赤みや湿疹が強い場合は外用薬を使用することがあります。

ステロイド外用薬 炎症が強いときに短期間使用し、赤み・かゆみを抑えます
抗真菌薬(ローションなど) まれに、皮脂にマラセチアが増えて悪化する場合に、使用することがあります

※薬は医師の指示に従って、適切な量と期間で使用することが大切です。

最後に

脂漏性湿疹は多くの赤ちゃんに見られる一過性の湿疹で、適切にケアすれば心配いりません。ただし、湿疹が広がる、ジュクジュクする、かゆがって機嫌が悪いなどの場合は、早めにご相談ください。赤ちゃんのお肌を一緒にやさしく守っていきましょう。