子どもの病気・症状
小児のアレルギー性鼻炎
アレルギー性鼻炎とは
アレルギー性鼻炎は、アレルゲン(アレルギーの原因物質)を吸い込むことで起こる鼻のアレルギー反応です。年齢に関係なく発症しますが、小学生頃から症状が目立ってくることが多いです。
主な症状
- くしゃみが連続して出る
- 水のような鼻水(色のない透明な鼻水)が出る
- 鼻づまり(夜間や朝方に悪化しやすい)
- 鼻が詰まって口呼吸をします
(いびきがみられたり、睡眠の質の低下がみられることもあります) - 目のかゆみ・涙目・目をこする仕草(アレルギー性結膜炎の合併)
かぜとは違い、発熱や全身症状はほとんどありません。
検査について
症状と問診から診断がつくことが多いですが、必要に応じて以下の検査を行います。
| 総IgE 好酸球数 | アレルギー症状が出やすい傾向にあるのかどうかを調べます |
|---|---|
| 特異的IgE(RAST) | 食物やダニ・花粉など、特定のアレルゲンへの反応を調べます |
日常生活でのポイント
アレルゲンの回避が基本になります。
①アレルゲンの回避
- ダニ・ハウスダスト…寝具をこまめに洗濯/布団乾燥機・掃除機でのケア/ぬいぐるみを減らすなど
- スギ・ヒノキ花粉…飛散時期の外出を控える/マスク・メガネの着用/帰宅後の着替え・洗顔など
- ペットの毛やフケ…室内飼育の場合は、接触時間や掃除の頻度に配慮が必要
②室内の環境整備
- 室内を適切な湿度(50~60%)に保ちましょう
- 換気をしっかり行いましょう
- カーペットやカーテンを定期的に洗濯をしましょう
治療について
治療の基本は、症状をやわらげる薬物療法+アレルゲンの回避です。
| 抗アレルギー薬(内服) | くしゃみ・鼻水を抑えます 眠気の少ないタイプが小児でも使用できます |
|---|---|
| ロイコトリエン拮抗薬(内服) | 鼻づまりに効果があります |
| 鼻噴霧ステロイド薬 | 鼻の炎症を抑えます 鼻づまり・鼻水・くしゃみの三大症状すべてに有効です |
| 点眼薬/眼瞼クリーム | 目のかゆみや充血を伴う場合に使用します (アレルギー性結膜炎に対する治療です) |
| 舌下免疫療法 | スギやダニに対して数年間かけて体を慣らす治療です |
治療は症状の強さや生活への影響を見ながら調整します。長期管理が必要な場合もあるため、定期的なフォローが大切です。
アレルギー性鼻炎は症状が長引きやすく、生活の質に影響を及ぼしやすい病気ですが、適切な治療と予防でコントロールが可能です。気になる症状があれば、いつでもご相談ください。お子さんに合った治療を一緒に考えてまいります。

