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夜中に子どもが耳を痛がります。どうすればいいですか?個別Q&A
夜間の耳の痛みは急性中耳炎のことが多いですが、痛みが軽く、水分がとれて全身状態がよければ、翌日の受診で対応できることが多いです。お手元に解熱鎮痛剤(アセトアミノフェンなど)があれば、耳の痛みにも用いられます。指示された用量で使っていただいて差し支えありません。痛いほうの耳の周りを冷たいタオルで冷やすのも楽になります。高熱でぐったりしている、耳の後ろが赤く大きく腫れている場合は、早めの受診が必要です。
耳だれが出てきました。どうすればいいですか?個別Q&A
中耳炎で鼓膜に小さな穴があき、たまっていた膿が出てきた状態と考えられます。鼓膜に穴があくと痛みはむしろ楽になることが多く、穴は自然にふさがることが多いですが、経過を確認する必要があります。耳の入り口を清潔なティッシュやガーゼで軽く拭き、奥は触らないでください。耳だれが出たら、なるべく当日〜翌日に受診してください。
子どもの耳あかは、家で掃除したほうがいいですか?
綿棒を奥まで入れると、耳あかを押し込んだり、耳の中を傷つけたりする原因になります。耳あかは自然に外へ出てくる仕組みになっています。奥に詰まって聞こえが悪そう、しきりに気にする、といった場合は当院の耳鼻咽喉科で状態を確認し、必要に応じて除去しますので、耳あか取りだけの受診もお気軽にご相談ください。
鼻血がよく出ます。正しい止め方と受診の目安は?個別Q&A
座って少しうつむき、小鼻(鼻の柔らかい部分)を指でしっかりつまんで、10分間押さえ続けてください。上を向く・首の後ろをたたく・鼻にティッシュを詰める方法は効果がありません(飲み込んだ血で気持ち悪くなったり、ティッシュを抜くときに再出血したりします)。ほとんどは鼻の入り口の血管からの出血ですが、20分以上止まらない、頻繁に繰り返す、体のあざも増えている、という場合は受診してください。
鼻水を放っておくと中耳炎になると聞きました。本当ですか?個別Q&A
お子さんは耳と鼻をつなぐ管(耳管)が大人より太く短く、水平に近いため、鼻水の中の細菌やウイルスが耳に入りやすい構造をしています。鼻水が長引くと中耳炎を起こしやすくなるため、鼻水が多く苦しそうなときは、無理のない鼻吸いなどで症状を和らげます。当院には小児科と耳鼻咽喉科があり、診療状況により同日に両科を受診できる場合がありますので、鼻水が続くときはお気軽にご来院ください。
何度も中耳炎を繰り返します。手術が必要になりますか?
鼓膜の奥に水がたまる滲出性中耳炎が3か月以上続く場合や、急性中耳炎をひんぱんに繰り返す場合には、鼓膜に小さな換気チューブを入れる治療を検討することがあります。ただし、多くのお子さんは、鼻の治療と成長(耳管の発達)によって自然に改善していきます。まずは鼻の状態を整える治療と、定期的な鼓膜・聞こえのチェックを続けましょう。聞こえの検査も当院で行えます。
いびきがひどく、寝ているとき息が止まっている気がします。個別Q&A
お子さんのいびきの多くは、アデノイドや扁桃(へんとう)の肥大、アレルギー性鼻炎による鼻づまりが原因です。睡眠中に呼吸が止まる状態(睡眠時無呼吸)が続くと、日中の集中力の低下や、成長への影響が出ることがあります。寝ているときの呼吸の様子を動画に撮ってお持ちいただくと、診断のとても良い助けになります。気になる場合は一度ご相談ください。
黄色いドロッとした鼻水が続いています。蓄膿でしょうか?個別Q&A
黄色や緑がかった鼻水が10日以上続く、鼻づまりや痰がらみの咳(特に寝入りばなや朝)をともなう場合は、副鼻腔炎(いわゆる蓄膿症)の可能性があります。お子さんの副鼻腔炎の多くは、かぜに続いて起こり、鼻の処置や薬の治療で改善します。放置すると中耳炎の原因になったり、咳が長引いたりします。当院は耳鼻咽喉科と小児科を併設しており、鼻の処置・ネブライザー治療にも対応しています。鼻水が長引くときはご相談ください。
鼻や耳にビーズなどを入れてしまいました。どうすればいいですか?
ご家庭でピンセットなどを使って取ろうとするのは、奥に押し込んでしまうため危険です。そのままの状態で受診してください。耳鼻咽喉科で位置や種類を確認し、適した方法での除去を検討します。鼻の異物は、放置すると片側だけの臭い鼻水の原因になり、まれに気道に落ちる危険もあるため、早めの受診をお願いします。特にボタン電池と磁石は、短時間で粘膜を傷めるため、入れた可能性があるだけでも至急受診してください。
中耳炎のとき、プールや水泳はどうすればいいですか?
急性中耳炎の治療中や耳だれが出ている間は、プールはお休みしてください。治ったあとは、通常のプールや水泳を再開できることが多いです(中耳炎は耳に水が入って起こる病気ではなく、鼻から菌が入って起こる病気です)。滲出性中耳炎で経過観察中の場合は、潜水や飛び込みを避ければ入れることが多いです。鼓膜チューブが入っているお子さんは、施設や状態により対応が異なりますので、診察時にご確認ください。
子どもでも花粉症になりますか?何歳から治療できますか?個別Q&A
なります。近年は低年齢化が進み、幼児期から発症するお子さんも珍しくありません。透明なサラサラの鼻水、くしゃみ、目のかゆみが毎年同じ季節に出る場合は花粉症が疑われます。飲み薬や点鼻薬は小さなお子さんから使えるものがあり、症状やご年齢に合わせて処方します。5歳以上のお子さんでは、スギ花粉症・ダニによるアレルギー性鼻炎に対する舌下免疫療法も選択肢になります(保険診療。数年間の継続が必要で、口内のかゆみ等の副作用が起こることがあります)。鼻汁好酸球検査で鼻症状がアレルギーによるものかどうかを調べることもできます。また、アレルギーの原因(アレルゲン)を調べる血液検査も可能ですので、まずはご相談ください。
痛がらないのに「中耳炎」と言われました。どういうことですか?個別Q&A
痛みや熱をともなわない「滲出性(しんしゅつせい)中耳炎」と考えられます。鼓膜の奥に液体がたまる中耳炎で、急性中耳炎と違って痛まないため、気づかれにくいのが特徴です。サインは、テレビの音を大きくする・呼んでも返事をしない・聞き返しが増える、といった聞こえの変化です。言葉を覚える時期の聞こえは発達にも関わるため、放置は禁物です。鼻の治療と定期的な鼓膜チェックで多くは改善しますが、長引く場合は聞こえの検査やチューブ治療を検討します。急性中耳炎のあとは、治ったように見えても、この状態が残っていないかの確認が大切です。
聞こえの検査は何歳からできますか?呼んでも振り向かないことがあり心配です。
当院では、年齢と発達に合わせた方法で、お子さんの聞こえの検査を行っています。「呼んでも振り向かない」「テレビに近づく・音を大きくする」「言葉が増えない」は、聞こえのチェックをおすすめするサインです。滲出性中耳炎による一時的な聞こえの低下も多く、治療で改善します。新生児聴覚スクリーニングで「要再検査」だった場合のフォローについてもご相談いただけます。
飛行機で子どもが耳を痛がります。予防する方法はありますか?
気圧の変化で鼓膜が引っ張られるために起こります。予防のポイントは、特に着陸に向けて高度が下がり始めるタイミングで、①赤ちゃんは授乳やマグでの水分補給をする、②幼児以上は、飲み物を飲む・あめをなめる・ガムを噛む(誤嚥しない年齢から)・あくびをする、など「ごっくん」の動作をさせることです。寝ていると飲み込みが減って痛みやすいため、着陸前は起こしてあげるのがおすすめです。鼻づまりがあると痛みが強くなるため、搭乗前の鼻の治療や点鼻薬の使用も有効です。旅行前にご相談ください。
耳の入り口を触ると痛がります。中耳炎とは違うのですか?
耳を引っ張ったり、入り口を押したりすると痛がる場合は、外耳炎(耳の穴の皮膚の炎症)の可能性が高いです。鼓膜の奥の炎症である中耳炎とは場所が違い、耳掃除のしすぎやプールなどで耳の穴の皮膚に傷がつき、細菌が入って起こります。治療は点耳薬や軟膏で、改善を図りますが、痛みの間は耳を触らない・濡らさないことが大切です。予防は「耳掃除をしすぎないこと」などが大切です。かゆがって頻繁に触る場合は、外耳道湿疹のこともありますのでご相談ください。
子どもが「めまいがする」「ふらふらする」と言います。
お子さんのめまいで多いのは、①朝礼や起き上がりでふらっとする起立性調節障害(自律神経の発達途上で起こり、小学校高学年〜中学生に多い)②片頭痛に関連するめまい、③滲出性中耳炎など、耳の病気に伴うめまいです。当院では、鼓膜の観察・聞こえの検査・ふらつきの検査で、耳が原因かどうかを調べられます。めまいと同時に、激しい頭痛・嘔吐・ものが二重に見える・ろれつが回らない・意識がおかしい場合は、脳の病気の可能性があるため、すぐに救急を受診してください。
いつも口がぽかんと開いていて、口呼吸が気になります。
口呼吸の背景には、多くの場合「鼻で息ができない理由」があります。アレルギー性鼻炎や副鼻腔炎による鼻づまり、アデノイド(鼻の奥のリンパ組織)の肥大が代表的です。口呼吸が続くと、いびき・睡眠の質の低下・むし歯や口臭・歯並びへの影響が出ることがあります。まず、鼻づまりの原因を調べて治療することが先決です。鼻が通るようになってもぽかん口の癖が残る場合は、口を閉じる筋肉のトレーニングを歯科と連携して行うこともあります。当院で鼻とアデノイドの評価ができますので、ご相談ください。
舌の裏のすじ(舌小帯)が短いと言われました。手術が必要ですか?
多くの場合、手術は必要ありません。舌小帯が短めのお子さんは珍しくなく、大部分は成長とともに問題なく過ごせます。検討が必要になるのは、①赤ちゃんで、哺乳がうまくできず体重が増えない、②舌を前に出すと先端がハート形に強くくびれる、③年齢が上がってもラ行・サ行などの発音に明らかな支障が続く、といった場合です。発音については、手術よりことばの練習(言語訓練)が優先されることも多くあります。程度を診察で確認し、必要な場合は適切な専門機関へご紹介しますので、まずはご相談ください。
扁桃腺が大きいと言われました。手術したほうがいいのでしょうか?
大きさだけでは手術の理由になりません。扁桃は4〜8歳ごろに生理的に最も大きくなり、その後は自然に小さくなっていくため、大きくても症状がなければ経過観察で十分です。手術(扁桃摘出)を検討するのは、①睡眠中のいびき・無呼吸が強く、睡眠や成長に影響している、②高熱を出す扁桃炎を年に何度も繰り返す(回数や重症度、生活への影響も踏まえて判断します)場合などです。睡眠中の呼吸の動画は判断の大きな材料になります。当院で経過をみながら、手術が必要な場合は適切な病院へご紹介します。
鼻うがいは子どもにもできますか?やり方を教えてください。
おおむね5〜6歳ごろから、「あー」と声を出しながら行う方法でできるようになります。市販の子ども用鼻うがいキット(少量・低圧タイプ)を使い、製品指定の専用洗浄液などを使って、前かがみの姿勢で片方ずつやさしく流します。終わったあとに強く鼻をかまないことも大切です(耳に水が回るのを防ぎます)。アレルギー性鼻炎や副鼻腔炎の補助ケアとして用いられますが、嫌がる場合は無理をせず、鼻吸いや通常の治療で十分です。 洗浄液を調製する場合は水道水をそのまま使わず、製品の指示に従い、滅菌水・蒸留水または一度沸騰させて冷ました水を使い、器具も清潔に管理してください。
耳の付け根に小さな穴(またはイボのような突起)があります。放っておいて大丈夫ですか?
耳の前の小さな穴は「先天性耳瘻孔(じろうこう)」といい、生まれつきみられるものです。何も症状がなければ治療は不要です。ただし、穴の中に垢がたまって細菌感染を起こすと、赤く腫れて膿が出ることがあり、その場合は抗菌薬の治療が必要です。腫れを繰り返す場合は、袋ごと取り除く手術を検討します。穴を押して分泌物を出そうとするのは感染のもとになるためやめてください。イボ状の突起(副耳)も生まれつきのもので、ご希望があれば形成外科的な処置の相談が可能です。
子どもがイヤホンで動画を見ています。耳への影響が心配です。
大きな音を長時間聞き続けると、聞こえを損なうおそれがあります。音量を下げ、長時間続けずに休憩をとりましょう。周囲の音を消そうとして音量を上げすぎないことや、端末の音量制限・聴取時間の管理機能を使うことも役立ちます。機器ごとに出力が異なるため、「最大音量の60%以下なら必ず安全」とは判断できません。WHO・ITUの2019年の規格は、音量と聴取時間を合わせた音への曝露量を管理する考え方を示しています。「イヤホンを外しても耳鳴りがする」「聞き返しが増えた」ときは聴力検査を受けてください。
子どもの口臭が気になります。胃が悪いのでしょうか?
口臭には口の乾燥、歯や歯ぐきの状態、鼻やのどの病気など、いくつかの原因があります。例えば、①口呼吸による口の乾燥(鼻づまり・アデノイド肥大が背景にあります)②副鼻腔炎——のどに流れる鼻水のにおい、③扁桃の窪みにたまる白いかす(膿栓)④むし歯や磨き残しです。口臭に鼻の病気が関係することもあり、鼻・のど・アデノイドの状態は耳鼻咽喉科の診察で確認できます。歯磨きをしても続く口臭は、叱ったり気にさせたりする前に、一度耳鼻咽喉科でチェックしてみてください。
耳あかが詰まって聞こえが悪いと言われました。取ってもらえますか?
耳鼻咽喉科で状態を確認し、必要に応じて除去します。耳あかが耳の穴をふさいでしまった状態を「耳垢栓塞(じこうそくせん)」といい、聞こえの低下や耳のつまり感、健診で「鼓膜が見えない」と言われる原因になります。硬く詰まった耳あかを無理に取ると痛みや傷のもとになるため、硬く詰まっている場合は、耳あかを柔らかくする点耳薬を数日使っていただいてから除去することもあります。取り除いたあとに聴力検査で聞こえを確認することもできます。ご家庭で奥まで掃除しようとするのは逆効果ですので、詰まりやすいお子さんは、定期的にご相談ください。
プールや水泳のとき、耳栓はしたほうがいいですか?耳に水が入ると中耳炎になりますか?
健康な耳のお子さんに、耳栓は原則不要です。「耳に水が入ると中耳炎になる」というのはよくある誤解で、中耳炎は鼻の奥から耳管を通って菌が入る病気であり、外から水が入ってなるものではありません。耳に入った水は、頭を傾けてケンケンする程度で自然に出ますし、残っても体温で蒸発します(綿棒でほじるほうが外耳炎のもとです)。一方、耳栓をおすすめするのは、鼓膜チューブが入っている・鼓膜に穴がある・外耳炎を繰り返す、といった特定のお子さんです。該当する場合は、水泳の可否も含めて診察時にご相談ください。
副鼻腔炎が治りにくく、何か月も鼻づまりが続いています。このまま治療を続けるだけでいいですか?
3か月以上続く場合は「慢性副鼻腔炎」として、治療方針の見直しをおすすめします。具体的には、①抗菌薬の種類や使い方の見直し(慢性化した副鼻腔炎では、通常と異なる投与方法をとることがあります。詳しくは診察時にご説明します)、②アレルギー性鼻炎の合併の評価と治療、③鼻の中のポリープ(鼻茸)やアデノイド肥大など、構造的な問題がないかを確認します。鼻処置・ネブライザーの継続も回復を助けます。それでも改善が乏しい場合や鼻茸が大きい場合は、手術治療の相談のため適切な病院へご紹介します。長引く鼻づまりは、睡眠・集中力・においの感覚にも影響しますので、「治りにくいから仕方ない」とあきらめず、段階を進めましょう。
かぜをひくたびに中耳炎になります。かぜのたびに耳も診てもらうべきですか?
耳鼻咽喉科の診察も併せておすすめします。中耳炎を繰り返すお子さん(特に2歳未満・保育園に通っている・以前に鼓膜切開をしたことがある場合)は、かぜ=中耳炎の引き金ですので、かぜの受診時に鼓膜もセットで確認しておくと、痛みが出る前に見つけられることがあります。当院には小児科と耳鼻咽喉科があり、必要に応じて耳鼻咽喉科で鼓膜の状態を確認します。同日に両科を受診できるかは診療状況によります。繰り返す中耳炎は、鼻の治療と耳の経過観察を続けながら、耳管の成長を待つのが基本です。多くのお子さんは成長とともに回数が減っていきます。
舌が白くなっています(白いまだら模様があります)。病気でしょうか?
いくつかの可能性があります。①ミルクかす——授乳後の一時的な付着で、ガーゼで軽く拭えば取れます、②鵞口瘡(がこうそう)——カンジダというカビによるもので、拭っても取れない白い膜が頬の内側や舌に付きます。赤ちゃんに多く、塗り薬で治療します、③地図状舌——舌の表面に地図のような赤白のまだら模様ができる状態で、模様の場所が日によって変わるのが特徴です。原因ははっきりしませんが病気ではなく、治療も不要です。見分けのポイントは「拭って取れるか」「痛がるか」「模様が移動するか」ですので、写真を撮って受診いただくと診断がスムーズです。
「耳がポコポコいう」「あくびをすると耳が変」と言います。何が起きていますか?
耳と鼻の奥をつなぐ「耳管(じかん)」という管の働きが乱れているサインと考えられます。耳管は、つばを飲んだりあくびをしたりしたときに開いて、鼓膜の内と外の気圧を調整しています。かぜやアレルギー性鼻炎で鼻の奥が腫れると、この管の開閉がうまくいかず、ポコポコ・バリバリという音、耳のつまり感、自分の声が響く感じが出ます。多くは鼻の治療で改善しますが、放置すると滲出性中耳炎に進むことがあるため、症状が続く場合は耳鼻咽喉科で鼓膜の状態と鼻を診せてください。飛行機や山道で耳が抜けにくいお子さんも、同じ仕組みです。
子どもが上手に鼻をかめません。教え方のコツはありますか?
鼻かみは練習で上達します。コツは「片方ずつ・やさしく」です。教え方の手順は、①まず口を閉じて鼻から息を出す感覚を、ティッシュを鼻の前でヒラヒラさせて遊びながらつかませる、②片方の鼻を指で押さえ、反対側だけを「フンッ」とかむ、③強くかみすぎないでください(両鼻を一気に強くかむと、菌が耳に押し込まれ中耳炎の原因になります)。2〜3歳ごろから少しずつ練習でき、遊びの延長で覚えるのが近道です。まだかめないうちは、鼻吸い器で吸ってあげるか、鼻処置をご利用ください。鼻がすっきりすると、睡眠や食欲、機嫌が改善することがあります。
鼻をかまずに、いつもすすってしまいます。鼻すすりは体に悪いですか?
はい、鼻すすりの癖は、できれば直したほうがよい習慣です。すすることで、鼻水が鼻の奥へ・さらに耳の方へと逆流し、①滲出性中耳炎(鼓膜の奥に水がたまる)を起こしたり悪化させたりする、②長期的には、鼓膜がへこんで癒着する「真珠腫」というやっかいな病気の一因になることもある、と考えられているためです。鼻水は「すするより、かんで出す」が原則です。とはいえ、鼻すすりの背景には、慢性的な鼻づまり(アレルギー性鼻炎・副鼻腔炎・アデノイド肥大)があることがほとんどですので、根本的には、その鼻づまりの治療も対応の一つになります。耳鼻咽喉科で鼻の状態を診せてください。
子どもの花粉症、薬はいつから飲み始めるのが効果的ですか?
花粉が飛び始める少し前、症状が出るか出ないかのうちから飲み始める「初期療法」がおすすめです。スギ花粉なら、九州ではおおむね2月上旬ごろが飛散開始の目安ですので、その1〜2週間前から薬を始めると、シーズン中の症状が軽くなることが報告されています(日本耳鼻咽喉科免疫アレルギー感染症学会「鼻アレルギー診療ガイドライン」)。「症状が本格化してから」だと、鼻の粘膜の炎症が強くなってから抑えることになり、効きが悪く感じられます。効果の感じ方には個人差があります。花粉情報を参考に、シーズン前の受診をご検討ください。※スギ花粉の飛散開始時期は年により前後します。
温度差で鼻水・くしゃみが出ます。「寒暖差アレルギー」と聞きましたが、アレルギーですか?
「寒暖差アレルギー」と呼ばれますが、正確にはアレルギー反応ではなく、血管運動性鼻炎という、自律神経の反応で起こる鼻炎です。暖かい部屋から寒い外へ出たとき、温かいものを食べたときなどの急な温度変化に、鼻の粘膜の血管が過敏に反応して、水のような鼻水・くしゃみが出ます。アレルギー検査をしても原因(アレルゲン)は見つからないのが特徴です。対策は、①マスクで鼻に入る空気の温度差をやわらげる、②急な温度変化を避ける、③症状が強いときは、鼻の過敏を抑える点鼻薬・飲み薬が有効です。花粉症など本物のアレルギー性鼻炎と合併していることもあるため、区別も含めて一度ご相談ください。
黄砂やPM2.5が多い日は、子どもにどんな影響がありますか?対策は?
黄砂やPM2.5などの微小な粒子は、鼻・のど・気管支の粘膜を刺激し、アレルギー性鼻炎・ぜんそく・のどの痛み・目のかゆみを悪化させることが報告されています。特にぜんそくのお子さんは、飛来の多い日に発作が増えやすいので注意が必要です。対策は①飛散の多い日は窓を開けての換気・外での長時間の運動を控える、②外出時はマスク(不織布が有効)③帰宅時に衣服や髪についた粒子を払いうがい・手洗い・洗顔をする、④洗濯物・布団の外干しを避けるです。九州は大陸に近く春先を中心に飛来が多い地域ですので、ぜんそく・鼻炎のあるお子さんは飛散予報の確認を習慣にすると悪化を防ぎやすくなります。
子どもが「耳の中でセミが鳴っている」「キーンと鳴る」と言います。心配ですか?
一時的なこともありますが、一度耳鼻咽喉科で確認することをおすすめします。子どもの耳鳴りで背景に多いのは、①滲出性中耳炎や耳あかで、聞こえが少し低下していること、②かぜ・鼻づまりで耳管の調子が乱れていること、③疲れ、睡眠不足、大きな音を聞いた後に起こる一時的な耳鳴りです。まず鼓膜の状態と聞こえを調べれば、原因の見当がつきます。心配なのは、①片方だけの耳鳴りが続く、②聞こえの低下・めまいをともなう、③突然始まった、という場合で、聞こえに関わる病気の可能性があるため、早めの受診をおすすめします。イヤホンの大音量が原因のこともあるため、音量習慣も見直しましょう。
大きな音をとても嫌がり、耳をふさいで泣きます。耳の病気でしょうか?
まず耳の病気(中耳炎などで耳が痛く、音が響いて不快)でないかの確認が第一歩ですので、耳鼻咽喉科で診せてください。そのうえで、耳自体に異常がない場合、特定の音(掃除機・ドライヤー・トイレのジェットタオル・運動会のピストルなど)を極端に嫌がる「聴覚過敏」は、感覚の特性として、発達の個性をもつお子さんにみられることがあります。無理に音に慣れさせようとせず、①苦手な音の場面を事前に伝える、②イヤーマフや耳栓で本人が音を調整できるようにする、③安心できる逃げ場を用意する、といった配慮が有効です。日常生活での困り具合が大きい場合は、発達全体の視点からご相談に乗りますので、小児科にもお声かけください。
「さかな」を「たかな」と言うなど、発音が幼いです。様子を見ていいですか?何歳で相談すべき?
音によってはっきりする年齢の目安が異なります。おおまかに、パ・マ・バ行などは早くから、カ・ガ行は4歳ごろ、サ・ザ・ツ・ラ行は5〜6歳ごろにかけて完成していくのが一般的です。ですので、4歳でサ行が言えないのはまだ発達の範囲内のこともあります。一方、相談をおすすめするのは①6歳(就学前)を過ぎても多くの音が不明瞭、②年齢のわりに聞き取りにくい、③本人が発音を気にし始めているという場合です。大切な前提として発音の練習の前に「聞こえ」の確認が必要ですので、当院の耳鼻咽喉科で聴力を調べたうえで必要ならことばの訓練(言語聴覚士)へおつなぎします。
最近、言葉の出だしを繰り返して、どもるようになりました。どう対応すればいいですか?
まず知っていただきたいのは、2〜4歳ごろに始まる吃音(きつおん)はとても多く、成長とともに軽くなることがありますが、続いたり本人が困ったりする場合もあります。ご家庭での対応で最も大切なのは、①「ゆっくり言ってごらん」「もう一度」と言い直させない、②話し終わるまで、先回りせずに待つ、③親自身がゆっくり・ゆったり話す、④話し方ではなく、話の内容に耳を傾けることです。本人が急かされずに話せる環境を整えましょう。相談をおすすめするのは、①症状が続く・保護者が心配している、②本人が話すのを避け始めた・つらそう、③顔をしかめる・体に力が入るなどの様子をともなう場合で、その際は専門的な支援(言語聴覚士)へつなぎます。
耳は聞こえているようですが、聞き間違いや聞き返しが多いです。どう考えればいいですか?
「音は聞こえるのに、聞き取りにくい・聞き間違える」という状態は、いくつかの可能性を分けて考える必要があります。まず優先すべきは、①軽度・中等度の難聴や滲出性中耳炎が隠れていないかの確認です(軽い難聴は、聞こえていないわけではないため見逃されがちです)。当院の耳鼻咽喉科で診察や年齢に応じた聴力検査を行い、状態を確認します。聴力に問題がない場合、②雑音の中で聞き取る力や、聞いた情報を処理する力の特性(聴覚情報処理の問題)、③注意の向きやすさ、なども関わることがあり、これらは発達全体の視点での評価が必要です。順序として、まず「聞こえの検査」で耳の問題を除外することから始めましょう。
アデノイドや扁桃を取る手術をすると、免疫が下がって病気にかかりやすくなりませんか?
アデノイドや扁桃(口蓋扁桃)は免疫にかかわる組織ですが、体には他にも多くの免疫組織があり、これらを摘出しても全身の免疫機能に大きな影響は生じないと報告されています。一方で、極端に大きなアデノイド・扁桃は、睡眠時無呼吸・繰り返す扁桃炎・滲出性中耳炎の原因になることがあります。手術が必要かどうかは症状と大きさから慎重に判断し適応があれば手術可能な病院へご紹介します。
滲出性中耳炎で鼓膜にチューブを入れました。日常生活やお風呂・プールで注意することは?
鼓膜チューブは、鼓膜の奥にたまる液を逃がし、換気を保つための小さな管です。日常生活は通常はふだんどおり過ごせますが、いくつか注意点があります。①お風呂・洗髪の湯は、通常は問題ありませんが、汚れた水・石けん水が耳に多く入るのは避ける、②プールは、多くの場合そのまま可能ですが、潜水や飛び込みは水圧がかかるため、耳栓の要否を含め主治医の指示に従ってください、③チューブは役目を終えると、数か月〜1年ほどで自然に抜けて出てくることが多いです、④耳だれが出たら受診してください(点耳薬で対応できます)。定期的な受診で、チューブの位置と聞こえを確認しますので、指示された間隔での通院を続けてください。
中耳炎のあと、耳の後ろが赤く腫れて、耳が前に押し出されているように見えます。
すぐに受診してください。中耳炎の炎症が、耳の後ろの骨(乳様突起)に広がった「急性乳様突起炎」の可能性があり、緊急の対応が必要な状態です。特徴的なサインが、まさにご質問の「耳の後ろの赤い腫れ」と「耳介(耳たぶ)が前や外に押し出されて、耳が立って見える」で、発熱・強い痛みをともないます。放置すると、まれに髄膜炎など頭の中に炎症が及ぶ危険があるため、抗菌薬の点滴や入院が必要になることもあります。中耳炎の治療中や治りかけに、耳の後ろが腫れてきたら、夜間・休日でもためらわず受診してください。診断がつけば、対応可能な病院へ速やかにご紹介します。
うちの子の耳あかは、いつも湿ってベタベタしています。乾いている子との違いは?病気ですか?
耳あかの乾いた・湿ったという性質は、通常みられる体質(遺伝)の違いです。耳あかが乾いてカサカサのタイプ(乾型)か湿ってベタベタのタイプ(湿型)かは生まれ持った遺伝子で決まっています。日本人は乾型が多数派ですが、湿型もみられます。痛み・におい・耳だれがある場合は、体質だけと判断せず受診してください。湿型の耳あかは耳の穴の入り口にたまりやすく綿棒でかえって奥に押し込みがちなので、掃除がしにくいと感じることがあります。ベタつきが多くこまめな掃除が必要なタイプのお子さんは無理にご家庭で取ろうとせず耳鼻咽喉科で状態を確認し、必要に応じて除去します。においや耳だれをともなう場合は外耳炎などのこともあるので受診してください。
息子の声変わりが始まりました。声がかすれたりひっくり返ったりしますが、大丈夫ですか?
声変わり(変声)は思春期にのどの声帯がぐんと成長することで起こる正常な体の変化です。男の子でおおむね11〜15歳ごろに始まりこの時期に声がかすれる・低くなる・急に裏返る・不安定になるといったことはごく自然な経過で多くは半年〜1年ほどで落ち着いていきます。この時期に大声を出しすぎたり無理に低い声を出そうとしたりするとのどに負担がかかることがあるので、無理をさせないことが大切です。一方、念のため、確認しておきたいのは①声のかすれが変声期を過ぎてもいつまでも(数か月以上)続く、②声が全く出ない・出しにくいことが続くという場合で声帯の使いすぎによる変化(声帯結節など)や他の原因のことがあるため、耳鼻咽喉科でご相談ください。女の子にも程度は軽いですが、変声はあります。声変わりは成長のサインですので、温かく見守ってあげてください。
いつも片方の鼻がつまります。「鼻の仕切りが曲がっている」と言われたことがあります。
鼻の左右を仕切る壁(鼻中隔:びちゅうかく)が曲がっている状態(鼻中隔弯曲症)の可能性があります。実は鼻中隔は多かれ少なかれ多くの人で少し曲がっておりそれ自体は珍しいことではありません。曲がりが強いと狭い側の鼻がつまりやすくなります。ただし、お子さんの場合、鼻中隔はまだ成長の途中でこれから成長とともに変化していきます。ですので、成長期の間はまず、アレルギー性鼻炎や副鼻腔炎、アデノイド肥大など鼻づまりの他の(治療で改善できる)原因の治療を優先します。当院の耳鼻咽喉科で鼻の中を観察しつまりの原因を評価できます。鼻中隔の曲がりそのものに対する手術は鼻の成長がほぼ完了する思春期以降に検討するのが一般的です。片方の鼻づまりが続く場合は原因を調べますので、ご相談ください。
のどの奥から、白くて臭い塊が出てくることがあります。何ですか?病気ですか?
それは「膿栓(のうせん)」俗に「臭い玉(においだま)」と呼ばれるもので、健康な人にもみられるものです。のどの両側にある扁桃(へんとう)の表面には小さなくぼみ(陰窩:いんか)がたくさんありそこに細菌の死がい・はがれた粘膜・食べかすなどがたまって固まったものが膿栓です。白〜黄色っぽくつぶすと独特の嫌なにおいがします。咳やくしゃみの拍子にポロッと出てくることがあります。健康な人にもでき症状がなければ治療を必要としないことが多いです。ただし、口臭の原因になることがあります。対応は①無理に自分で綿棒やとがったもので、取ろうとしない(扁桃を傷つけかえって悪化させます)②うがいをこまめにして口の中を清潔に保つが基本です。膿栓が大量にできる・繰り返す扁桃炎を伴うなどお困りの場合は耳鼻咽喉科で洗浄などの対応やご相談ができますので、お気軽にご相談ください。
子どもが、いつも口をポカンと開けています(口呼吸)。直したほうがいいですか?
口呼吸はできれば鼻呼吸に直したい習慣です。口呼吸が続くと①口の中が乾いてむし歯・口臭・のどの感染が増える、②歯並び・かみ合わせや顔つきの発達に影響することがある、③睡眠の質が下がるといった影響が考えられるためです。ただし、大切なのは口呼吸は「結果」であることが多いという点です。つまり、「鼻がつまっているから口で呼吸せざるを得ない」ことが背景にある場合が多くその主な原因は、アレルギー性鼻炎、アデノイドや扁桃の肥大、副鼻腔炎などです。ですので、「口を閉じなさい」と注意するだけではなかなか直りません。まず、耳鼻咽喉科で鼻の通りやアデノイドの状態を評価し鼻づまりの原因を治療することが重要な対応になります。当院は耳鼻咽喉科を併設していますので、鼻の通りの評価からご相談ください。鼻がしっかり通れば自然と口が閉じてくるお子さんも多くいます。
毎晩、子どものいびきが気になります。子どものいびきは、放っておいて大丈夫ですか?
かぜや鼻づまりのときに一時的ないびきが出ることもありますが、「毎晩習慣的にいびきをかく」場合は一度耳鼻咽喉科での評価をおすすめします。子どもの習慣的ないびきの主な原因はアデノイド(鼻の奥のリンパ組織)と扁桃の肥大で空気の通り道が狭くなっているサインです。特に注意したいのはいびきに加えて、①睡眠中に呼吸が止まる瞬間がある(睡眠時無呼吸)②苦しそうにあえぐ・胸が大きくへこむ、③寝相が極端に悪い・何度も目を覚ますといったサインをともなう場合です。子どもの睡眠時無呼吸は、日中の集中力・落ち着き・成長・夜尿にも影響することがあると指摘されています。診断には寝ている時のいびきや呼吸の様子を撮った動画がとても役立ちます。当院でアデノイド・扁桃の大きさを評価し必要に応じて手術の相談(適切な施設へ紹介)まで対応します。
赤ちゃんが、しきりに、耳を触ったり、こすったりします。中耳炎でしょうか?
必ずしも中耳炎とは限りませんので、まず落ち着いてください。赤ちゃんが耳を触る・こするしぐさにはいくつかの理由があります。①眠い時・退屈な時の自己刺激(タオルや髪を触るのと同じような癖など)②耳の入り口のかゆみ(湿疹・耳あか)③そして中耳炎です。中耳炎を疑うのは耳を触るしぐさに加えて、①発熱をともなう、②不機嫌で夜間に激しく泣く、③耳だれが出ている、④かぜをひいている最中・治りかけといったサインがある場合です。これらがなく機嫌よく発熱もない場合は癖や軽いかゆみのことが多いですが、続く場合はご相談ください。とはいえ赤ちゃんは痛みを言葉で訴えられないため、判断に迷うことも多いと思います。心配な場合や上記のサインをともなう場合は当院の耳鼻咽喉科で診察で鼓膜の状態を確認しますので、お気軽にご相談ください。
子どもの難聴と言われ、補聴器をすすめられました。補聴器で、聞こえや、言葉は育ちますか?
適切な補聴器の使用は、聞こえとことばの発達を支える大切な手段と考えられています。特に、ことばを獲得していく時期のお子さんにとっては「聞こえる環境を早く整えること」がことばの発達に直結するため、必要と判断されれば早期からの装用がすすめられます。子どもの補聴器は大人と違い①成長に合わせた細かな調整、②言語の発達の評価、③家族へのサポートなどを専門的に行う必要があるため、小児の難聴を専門とする医療機関や難聴児の支援機関(補聴器の公的助成の手続きも含む)と連携して進めていきます。当院では聞こえの評価を行い補聴器の適合や専門的な療育が必要な場合は適切な専門施設へご紹介します。難聴は早く見つけて早く対応することが、ことばの発達を支えるうえで重要とされています。ご不安な点は何でもご相談ください。
鼻血が止まった後、再発させないための家庭での工夫はありますか?
鼻血の多くは鼻の入り口の粘膜(キーゼルバッハ部位)の傷から起こるため、その部分を「刺激しない・乾燥させない・治す」ことが再発予防の基本です。家庭での工夫として①鼻をいじる・ほじる癖をやめさせる(爪を短く切るのも有効です。無意識の鼻いじりが原因の一つです)②鼻を強くかみすぎない、③部屋を加湿し鼻の粘膜の乾燥を防ぐ(特に冬)④傷が治るまで、白色ワセリンを綿棒で鼻の入り口にうすく塗って保護する、といった方法があります。背景にアレルギー性鼻炎がある場合は、その治療も大切です。鼻がかゆくていじる・こするから鼻血が出るというお子さんがとても多いためで鼻炎をきちんと治療すると鼻血が減ることがあります。繰り返す鼻血は当院の耳鼻咽喉科で出血しやすい場所の確認や鼻炎の治療ができますので、ご相談ください。
子どもが「片方の耳が、急に聞こえにくい」と言います。すぐに受診すべきですか?
はいできるだけ早く耳鼻咽喉科を受診してください。「急に片方の耳が聞こえにくくなる」場合、原因の一つに突発性難聴という時間との勝負になる病気があるためです。突発性難聴ははっきりした原因なくある日突然片耳の聞こえが低下する病気で治療は早く(できれば数日以内に)始めるほど聞こえの回復が期待できるとされています。「様子を見ているうちに治りにくくなる」ことがあるため、早期の受診が大切です。もちろんお子さんの場合、①耳あかが詰まった、②滲出性中耳炎で水がたまった、③かぜによる一時的なものといったもっとありふれた心配の少ない原因のことも多いです。しかしそれらとの見分けは鼓膜の観察と聴力検査ではじめてつきます。「急に片方が聞こえにくい」は自己判断で様子を見ず早めに受診すると覚えておいてください。めまいや耳鳴りをともなう場合は特に急いでください。
のどの症状が主な病気で、耳鼻咽喉科で、検査や、登園の判断は、してもらえますか?
検査も登園の判断も対応できます。当院の耳鼻咽喉科ではのどを直接観察し(必要に応じてファイバースコープでのどの奥まで)溶連菌の検査やアデノウイルス(プール熱の原因)の検査など必要な検査を行えます。そのうえで診断がついた病気について登園・登校の目安(いつから行ってよいか)もお伝えします。もちろん発熱など全身の症状が強い場合は小児科と連携して診ますし登園許可証などの書類も診療した科で作成します(カルテは共有しています)。「のどが痛い・赤い・白いものがついている」「のどの病気で園を休む」といった場合、耳鼻咽喉科・小児科のどちらで受付いただいても対応しますので、迷わずお越しください。
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本文確認:2026-09-07 / 表示調整:2026-09-15