みみ・はな・のどの専門医。佐賀県武雄市のメリーランド武雄内の「くさの耳鼻咽喉科・小児科」の内視鏡サイトです。

内視鏡とは

内視鏡は胃カメラなどでお馴染みですが、肉眼ではなかなか見ることのできない体の奥の部分(耳鼻咽喉科領域でいえば耳の鼓膜や鼻の中、のどの奥など)を実際に見て確認をすることができる大変便利な医療機器です。

内視鏡の種類

内視鏡には大きく分けて軟性内視鏡(電子ファイバースコープなど)と硬性内視鏡の2つの種類があります。当院では軟性内視鏡、硬性内視鏡の特徴を活かしながら用途によって使い分けて使用しています。

左より電子ファイバースコープ、光学ファイバースコープ、鉗子付きファイバースコープ

左より電子ファイバースコープ、光学ファイバースコープ、鉗子付きファイバースコープ

01.電子ファイバースコープ

当院における内視鏡診療の中核をなすのがこの電子ファイバースコープです。 鼓膜や鼻の奥、のどの観察は耳鼻咽喉科にとって欠かせないものですが、当院では原則として鼓膜の観察は、この電子ファイバースコープを用いておこなっています。 ファイバーと呼ばれるだけあって、柔らかい素材でできており、細く曲がったところもスルスルと通り抜けて目的の場所をくっきりと映し出してくれます。 耳の中(外耳道)や鼻の中がまっすぐな人はいません。電子ファイバースコープはクネクネ曲がりますので、耳、鼻、のどの観察にもってこいです。当院の電子ファイバースコープは直径2.6mmと世界でも細径クラスです。

電子ファイバースコープを用いることによって「裸眼もより正確な診断ができる」ことと、患者様にも鼓膜の状態をご覧いただけて、その画像を時系列で保存し閲覧ができるため、患部の状態の経過(良くなってきているのか、悪化しているのか?)が一目瞭然でご確認いただけます。

  • 正常な右鼓膜

    正常な右鼓膜

  • 正常な左鼓膜

    正常な左鼓膜

  • 正常な右鼻腔

    正常な右鼻腔

  • 正常な左鼻腔

    正常な左鼻腔

  • 正常な声帯 発声時

    正常な声帯 発声時

  • 正常な声帯 吸気時

    正常な声帯 吸気時

02.光学ファイバースコープ

細径型の電子ファイバースコープよりも更に細い2.4mmです。お子様や鼻が狭い患者様にとても有効です。 電子ファイバースコープとたった0.2mmの差と思われるかもしれませんが、鼻にしてみるとかなりの差なのです。

03.鉗子付きファイバースコープ

主に耳鼻咽喉科では「魚の骨が刺さった」場合に活躍するのがこの鉗子(かんし)付ファイバースコープです。 こちらはファイバースコープの先に魚の骨などの異物を挟むツマミがついていて、ファイバースコープで観察しながら発見した骨などの異物をそのままつまむことができます。 のどに刺さった魚の骨などの異物は、この鉗子でほぼ100%摘出することができます。

04.硬性内視鏡

当院では主に鼻粘膜レーザー治療で使用しています。

<硬性内視鏡を併用した鼻粘膜レーザー治療>

鼻粘膜に低出力レーザーを照射することで、粘膜の腫れをとり、むくみにくい粘膜にすることで、スギやヒノキなどの花粉はもちろんダニやハウスダストなどに由来するアレルギー性鼻炎の発症を抑えるのがレーザー治療です。
今では日本中の耳鼻咽喉科で広く普及していますが、このレーザー治療のポイントは腫れやむくみを起こしやすい部分にいかにムラなくレーザーを照射できるか?ということです。
当院では、鼻粘膜レーザー治療にも必要に応じて硬性内視鏡を用いてレーザー照射を行っています。 硬性内視鏡を用いることで、肉眼では見えづらい部分も丁寧にレーザーを当てることが出来る為、やはり通常のレーザー治療よりも高い治療効果が期待できます。

当院のレーザー治療を受けた患者様からも

「くさの耳鼻咽喉科・小児科でレーザー治療をするとよく効く」
「ここでレーザーをしてもらうと(効果が)長持ちする」
「レーザー治療がスピーディーに終わるのでいつもココで受けています」

など好評を頂いています。

鼻粘膜レーザー(左)と硬性内視鏡(右)

鼻粘膜レーザー(左)と硬性内視鏡(右)

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内視鏡ってスゴイ!

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